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フットワークの軽い旅好き歯学部生によるブログ

「旅行」と「旅」の違いについてまとめてみた

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皆さん、「旅行」と「旅」と聞いてそれぞれにどんなイメージを持たれていますか?

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僕のイメージは・・・

「旅行」といえば:
観光、ショッピング、贅沢、のんびり、家族、恋人、友達

「旅」といえば:
冒険、自由、出会い、発見、一人旅、ワクワクドキドキ、自分探し

というような具合です。

 

今回は「旅行」と「旅」の違いについて掘り下げていきたいと思います。

 

 【目次】

 

 

①辞書的な違い

『旅』
住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと。旅行。古くは必ずしも遠い土地に行くことに限らず、住居を離れることをすべて「たび」と言った。

『旅行』
徒歩または交通機関によって、おもに観光・慰安などの目的で、他の地方に行くこと。たびをすること。たび。

引用: 広辞苑第6版

これだけ読むと分かりずらいですね。「旅」という要素の中で観光や・慰安の目的のものを「旅行」と言ってますね。

 

②旅は訓読、旅行は音読

「旅」は大和言葉、「旅行」は中国の漢語。

当たり前と言えば当たり前ですが、そこから見えてくるものがありました。
日本人は、中国人はそれぞれどんな想いを込めたのか。
 
結果と過程。
 
言葉の違いは"人間の環境に対する捉え方"の違いと聞いて納得したことがあります。
 
日本人は旅好きな民族です。
そして日本の言葉である「旅」は過程である道程を重視します。
独自の温暖な気候、豊かな自然に囲まれた日本人は自然との調和を好む。
小さな島国で、進むごとに景色や季節の流れ方が変わってゆくことがまた、日本人の好きな「うつろいかわる」ものを奥深いと感じる感覚にあっていました。
 
過程を楽しめるのはひとつのこころの余裕です。
一方、広大な土地をおさめる中国の言葉「旅行」は目的地を重視します。
 
行き先での明確な目的を持ち、旅をはじめますが日本ほど過程を楽しむ余裕はありません。なぜなら広大な中国で自然は目的を阻む障害であり、征服の対象でした。
 
果てしなく続く原っぱや砂漠など厳しい環境条件が中国人の感性に対してそのように影響しました。
 

面白いですよね。島国の日本と陸続きの中国という環境によって「旅」と「旅行」という二つの言葉が出来たのです。

 

③英語では?

英語には「trip」「 travel」「journey」という三つの単語がありますよね。

1) trip
→「(短めの)旅行」

“Trip”は娯楽やビジネスなど、ある目的のためにどこかへ行って戻って来ることを意味し、『名詞』として使われます。基本的に短期間の旅行のニュアンスがあるので、週末の温泉旅行や、連休の国内・海外旅行を表すときに使いましょう。

 2) travel
→「(一般的に)旅行する」

“Travel”は一般的な旅行を指し、日常会話では基本的に『動詞』として使われます。長期間の旅行や、海外等どこか遠くへ旅行するニュアンスが含まれます。また、「My hobby is to travel.(趣味は旅行です)」や「I love to travel.(旅行が大好きです)」のように趣味を表す時は“Travel”が使われます。

 3) journey
→「(長い)旅」

“Journey”は基本的にある場所から他の場所への移動期間を指し『名詞』として使われます。旅行の移動時間を示す時に使われることが多いです。また、日常会話では「旅行」というよりは日本語の「旅」に相当する表現になります。旅から得る教訓・成長・進歩など、結果ではなくプロセスを重視するといった意味の比喩的な表現として使われます。

 これは「旅=journey」、「旅行=trip,travel」ですね!

 

④「旅」はリアルタイムで自ら作り出すもの

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「旅」というのは自分でリアルタイムで作るもの。

自分で作る、というのは、自己責任で行動して、決断して、その日その日を過ごすということ。そして、旅に出てみないことには、何が起こるか分からないから、どんなことが待ち受けているのか、どんな旅になるのかイメージをするのが難しい。すべては自分次第。

一方で「旅行」というのは、ある程度中身が前もって決まっている。

どういうスケジュールでどこを観光して、という具合に。そして、それを実際に楽しむのが「旅行」。

 「旅」は、どんな出来事、発見、出会いがあるか分からない、それを自分で自由に作っていくところに楽しみがあると思います。「旅行」は、楽しいだろうな、素敵だろうな、と思うことを実際に体験して楽しむものですね。

 

⑤「旅行は」点、「旅」は線

「旅行」の目的は観光地や温泉、もしくは特定のアクティビティなど、スポットを楽しむもの。

一方で「旅」は移動も含めて、全ての時間が旅の目的であり、旅を形作る要素になります。

「旅」は移動手段も自分のその時の気分や予算、状況で決まりますし、移動中にふらっと道草をしたり、かと思えば行く予定だった場所を素っ飛ばしたり。でもそのすべてが「旅」の一部なのです。

 

【まとめ】

「旅行」はあらかじめ立てた予定に沿って、ピンポイントで出来るだけ最短時間で観光地や特定のスポットを巡るもので「旅」という要素の中の一部。英語で言うと「trip」,「travel」。

「旅」はリアルタイムで自ら作っていくもので、そこには現地民や旅人との交流といった予想の出来ないイベントがある。全ての時間が「旅」と言え、そこが醍醐味。英語では「journey」。

僕は社会人になって時間の制約が大きくなると「旅行」という選択肢を取らざるを得ない場合もあるかと思いますが、断然「旅」のスタイルの方が楽しいと思います。特に若い時期にそういう経験をすることで、日常生活でも「旅」するような生き方が出来ると思います。

 

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